2017.03.05【スタディツアー報告 後編】カンボジア 村の子どもたちに映画を届ける活動~夢の配達人になろう!~

WTP関西支部メンバー・新山のスタディツアー体験記
前編・中編に引き続き、後篇(4-6日目)をお届けします!

2017.03.01【スタディツアー報告 中編】カンボジア 村の子どもたちに映画を届ける活動~夢の配達人になろう!~

2017.03.01

2017.02.27【スタディツアー報告 前編】カンボジア 村の子どもたちに映画を届ける活動~夢の配達人になろう!~

2017.02.27

2.21 (Tue) サムラム村 & ベンメリア遺跡 訪問 / さよならパーティー

自然と人の温かみでいっぱいのサムラム村

4日目の午前中はサムラム村へ向かい、カンボジアの村の生活を見学しました。

サムラム村は人口約1万人で、雨季には米作りが盛んです。

この村を案内してくださったのは、笑顔が素敵なサロンさん♪
サロンさんは元ピース・イン・ツアー様の現地ガイドをしていた方で、
日本語がとてもお上手です。
村にはサロンさんの親戚がなんと200人以上もいらっしゃるのだそうです!

サロンさんの家族がココナッツジュースと伝統音楽で迎えてくれました♪
ツアー参加者もカンボジアの伝統楽器を体験させていただきました!

サロンさんの家でゆっくりした後は、
牛車に乗り、サムラム寺へ向かいました。

初めての牛車はガタガタでスリル満点!
牛車からの景色は自然がいっぱいでとても綺麗でした♪

サムラム寺での一枚♪
ここではカンボジアの仏教、お祈りの仕方などを学びました。

その後も村の散策は続きます…

村では家族そろってお昼ごはんの時間♪
学校から帰ってくる子どもたちや、ご飯の支度をする大人たち…

同じ牛車に乗っていたサロンさんは、
あらゆる村人の方々に挨拶をしています。

地域交流が少なくなってきている今の日本では忘れかけているような
ひとの温かさを感じました。

生まれた時から都会に近い地域で育ち、
田舎をほとんど知らない私にとって、この村はまるで別世界。

牛車に乗って広大な自然を眺めながら、
何度も「来てよかった、来てよかった」と口にしていました。

一気に自分の中の世界が広がった気がしました。

しかし、その一方でこの村の子どもたちは
この村の外の世界をほとんど知らない、知ることができないのだと気が付きました。

子どもたちの夢が「教師」や「警察官」といった
彼らに身近な職業に限られるということがここでより深く理解することができました。

いつかこの村の子どもたちにも映画を届けて
夢の選択肢を広げられたらなぁと思います。

サロンさんはじめサムラム村の皆さま、
温かいおもてなしをありがとうございました♪

まるで『天空の城ラピュタ』?! ベンメリア遺跡へ

サムラム村を後にし、道中のレストランで昼食をとったのち、

私たちは密林の中にひっそりと佇む巨大寺院、ベンメリア遺跡へやってきました。

この遺跡はアンコール・ワットよりも前に建造されたと言われており、
崩壊が激しく、その上にはガジュマルという熱帯樹が根を生やしています。

木が繁茂し、荒廃した雰囲気を漂わせるこのベンメリア遺跡は
まるでジブリ映画に出てくるラピュタのようだと噂になっているんですよ♪

ホテルでさよならパーティー

楽しい時間は本当にあっという間に過ぎていきます。
ホテルに戻り、このツアー最後の晩はさよならパーティーを行いました。

パーティーには、
このツアーにずっと同行してくれたガイドのサヴィーくんはもちろん、
サヴィーくんのお友達でガイドを志し小学校訪問にも同行してくれたサイハーくん、
WTPメンバーでカンボジア駐在員の大西さんが来てくれました。

写真を撮るのも忘れるくらい
みんな笑ったり、一方でまじめな話をしたり、とても盛り上がっていました♪

パーティーの後半では、
この活動を通してそれぞれが感じたことをシェアしました。

「子どもたちが映画を観て笑顔になる瞬間を見て私も嬉しくなった」

「日本紹介や映画上映を通して子どもたちの世界が広がったのを目の当たりにして、この活動に参加して本当に良かったと思った」

「自分を変えてくれた映画に恩返しができた気がする」

みんな真剣な表情で、この活動に対する想いを話してくれました。
このスタディツアーもいよいよ残るところあと1日です!

2.22 (Wed) 世界遺産アンコール遺跡群 観光 / 帰路の途へ

最終日は世界的に有名な観光スポット、
アンコール遺跡群へやってきました!

午前中はまずアンコール・ワットへ。

遺跡の前でアンコール・ワット ポーズ♪(笑)

遺跡の中でもアンコール・ワット ポーズ!(笑)

こちらはアンコール・ワットの頂点の部分!
こんな高いところまで一体どうやって岩を積んできたのでしょうか?

この遺跡の中心にある交差点が
東西南北1寸も違わず正確に設計されていることから、
宇宙人が建てたのではないかという噂もあるそうです…!

アンコール・ワットの次は
アンコール・トムとタ・プロームへ向かいました。

アンコール・トムは、
12世紀後半ジャヤーヴァルマン7世によって建設された都市遺跡です。

アンコール・トムの中心にあるバイヨン寺院では、あちらこちらに仏の顔が見られます。
面白いですね♪


次に向かったタ・プロームは、
アンコール・トムと同じジャヤーヴァルマン7世によって建設されたもの。

前日に訪れたベンメリア遺跡と同様に、
この遺跡も大きな樹木に覆われています。

自然の迫力に圧倒されるばかりです。

愛さん、サヴィーくん、ありがとう

遺跡観光を終えるとホテルに戻り、チェックアウトの準備…

みんなの口から「帰りたくな~い」「もっとカンボジアにいた~い」と聞こえてきます。

この5日間、添乗員の愛さんと現地ガイドのサヴィーくんには大変お世話になりました!

私たち9人からのメッセージ集をプレゼント♪

最後はサヴィーのVポーズで記念写真♪

バスで空港へ向かい、ここでサヴィーくんとはお別れ。
みんなと握手をして、また来るよと約束しました。

午後9時ごろ、5日間過ごしたシェムリアップを離れ、
ベトナム、ホーチミン空港へ。

ここで関東組の6人と添乗員の愛さんともお別れです。

何度も何度もバイバイと手を振りました。
このツアーで出会ったのも何かの縁、またみんなで集まってカンボジアに再訪できるといいなぁ♪

遺跡観光で歩き回ったおかげで疲れていたのか、
飛行機の中ではぐっすり就寝しました…

2.23 (Thu) 帰国

午前7時、関西組の3人は無事に関西空港に到着!

コートを着込み、
「またいつか会える気がするね」と言いながらそれぞれの帰途へつきました。

高層の建物が並んでいて、道路にはトゥクトゥクが走っていない、
そんな当たり前の風景を眺めながら
「あぁ日本に帰ってきたんだなぁ」と実感しました。

帰国してから数日間も余韻は抜けず、
今でも口がクメール料理を欲することがあります…

今まで海外旅行は何度か経験したことがありますが、
こんなに充実していて新たな発見の多い5日間は初めてでした。

この経験を通して、
私は夢を持つこと、夢を追うことの大切さを学びました。

また、
実際に現地を訪れ、現地の方々のお話を聞くことで
初めて気づくこと、理解しているつもりでも実際にはできていなかったことが多くありました。

この活動の意義をより深く理解ができるようになった今、
改めてWorld Theater Projectの一員として
これからも誇りを持って活動していきたいと強く思います。

終わりに

途上国の子どもたちに映画を届ける意義、
それは子どもたちがより多くの職業を知って、夢の選択肢を増やす手助けをするためです。

しかし、その成果は目に見えません。

今回上映した「ハルのふえ」が
どのくらいプレイ・モンティ小学校の子どもたちに影響を与えたのか、
正直私にはまだ分かりません。

この活動の成果が出てくるのは、
10年後、20年後になるかもしれません。

それでも私はこのスタディツアーを終えて、
思わぬところでこのツアーの成果が見えた気がして
嬉しく思うことがありました。

それは私が誘ったことで今回このスタディツアーへの参加を決めてくれた
よしあきくんのことです。

彼は現在大学2年生、外国語学部で英語を専攻しています。
コツコツと努力することを惜しまない彼ですが、
「自分は将来何をしたいのか分からない」とよく口にしていました。

そんな彼はこのスタディツアーを終えた後、私に

「僕はサヴィーくんみたいなガイドになりたい。
外国語を活かしながら様々な人と交流できるし、これが自分の求めていた職業だと思う。」
と言ってくれました。

このツアーが彼にとっては初めての海外で、
自分にとって新たな世界を知ったことで、夢が開けたのだと思います。

私はカンボジアの子どもたちに映画そして夢を届けるつもりでこのツアーに参加しましたが、
思わぬところに「夢の種まき」をしていたことに気が付いて
何とも言えない胸いっぱいな気持ちになりました。

この「夢の種まき」が
カンボジアの子どもたちにはもちろん、
スタディツアー参加者である私たちにも還元されているのを実感して、
これ以上有意義に過ごした5日間はないなと思いました。

この素敵な活動に携われて本当によかったです。

ありがとうございました。オークンチュラン!

記事作成者
新山 沙樹(にいやま さき)
1996年生まれ。兵庫県出身。神戸市外国語大学英米学科在学中。
趣味は映画鑑賞、特技は書道。2016年9月よりWorld Theater Project(NPO法人CATiC) 関西支部に参画。
2017年度より関西支部企画リーダーを務める。