4月16日はチャップリンの日。 新しい気持ちで春を迎えるあなたに、チャップリンが贈る言葉とは?

1889年4月16日、ある一人の天才が誕生したことを、あなたは知っていますか?

そう!ヒゲと帽子がトレードマークのあの人!
かつて、“喜劇王”として映画界に名を馳せたチャールズ・チャップリンは、音のないサイレント映画から始め、人々を笑いの渦に巻き込みました。
来るチャップリンの日に合わせて、『街の灯』を手に取るのも素敵ですが、こちら、今となっては珍しくなったサイレント映画。少しハードルが高いと感じる方も、いらっしゃるかもしれません。

ご安心を!喜劇王は、音楽と言葉を持っても、その才能を存分に発揮しました。
今回は、チャップリン作曲の主題歌がアカデミー作曲賞を受賞したことでも有名な、時代を越えて誰でも楽しめる、イチオシ作品をご紹介。

まるでチャップリンの格言集!?『ライムライト』


©1952 United Artists Entertainment LLC
『ライムライト』1952 年/米国/137分
映画レビューアプリ Filmarks 評価★★★★☆4.1

仕事をなくした老いゆく道化師・カルヴェロは、同じマンションの一室で自殺未遂をした若い踊り子・テリーを救出する。やがて、テリーはカルヴェロの部屋で療養するが、麻痺した両足に絶望する。過去の栄光を夢見るカルヴェロと、もう一度舞台で踊りたいテリー。歳の離れた二人は互いに励まし合い、そこには愛が生まれるのだが・・・

ラストは、あなたの目でご覧ください。悲しい、愛おしい、色んな感情を交差させながら、静かに魅せる名作です。

 

注目すべきは、チャップリンが紡ぐ言葉たち。

人生の意味を考え、死を試みた者へ、
彼はこう言うのです。

「人生は願望だ。意味じゃない。人生はすべて願望だ。バラはバラになろうと望んでいる。岩は岩になろうとしている。何を笑う?」
「死と同じように避けられないものがある。それは生きることだ。」

人々に笑顔を贈る職業に身を捧げ、
彼は堂々と胸を張るのです。

「幼い時、私がオモチャをねだると父がこう言った。”心だよ。ここが最高のオモチャだ。すべての幸福の秘密がある”」
「人生を恐れてはいけない。人生に必要な物は、勇気と想像力とほんの少しのお金だ」

この作品には、数えきれないほどの名セリフが詰まっています。
劇中でセリフとして紡がれるこのひとつひとつの言葉たちは、チャップリン自身の生き方そのものを描いているとしか思えません。

春。
新しい職場、新しい学校、新しい仲間、新しい上司・・・
目の前に舞い込むワクワクと同時に、
つい息苦しくなってしまう人もいるかもしれません。

誰もが経験するそんな時、ほんの少し立ち止まって、
チャップリン流・人生の歩み方を覗いてみてはいかがですか?
何かヒントがありますように。

記事投稿者

World Theater Project / Filmeet事業部 足立茉里奈(あだちまりな)

adachi
1996年生まれ。大阪府出身。立教大学現代心理学部映像身体学科在学中。
趣味は映画鑑賞。特技はピアノ・ドラム演奏。2016年5月よりWorld Theater Project(NPO法人CATiC)、映画イベントFilmeet事業部に参画。