誰かのやさしい嘘で、今日も世界は救われる。 映画『グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜』

皆さんは「嘘」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
嘘とは誰かを傷つけてしまうもの
そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか?

今回は嘘をつくことで兄弟を救う弟の姿を描いた作品をご紹介します。

“ロストボーイ”と名付けられた難民キャンプで育った
3600人の若者たちの実話をベースにした作品

“ロストボーイ”と名付けられた若者たちの姿をもとに、
『ビューティフル・マインド』でアカデミー作品賞と監督賞に輝いたロン・ハワードが、実話をベースにして製作。
『ぼくたちのムッシュ・ラザール』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされた、フィリップ・ファラルドーが監督してつくられた作品です。

1983年、アフリカ大陸のスーダンで内戦が始まり、
数万人の子供たちが、両親の命と住む家を奪われました。
2000年になり、アメリカとスーダンが協力し、難民キャンプで育った3600人の若者たちを
全米各地に移住させる計画を実施しました。

カンザスシティーの職業紹介場で働いていたキャリーのもとに訪れたのは、
アフリカ・スーダンからやってきたマメール、ジェレマイア、ポールの3人の若者たちでした。
彼らは、スーダンの内戦により両親を亡くし
兄弟で必死に助け合いながら暮らしてきた “ロストボーイ”と呼ばれる難民たちです。

キャリーはそんなロストボーイ達を就職させるという最難関のミッションに挑みます。
生まれ育ったアフリカとアメリカとの環境の差に苦しみながらも、
少しずつ成長していく彼らに心動かされ、キャリーはある行動に出ます。

文化の違いに苦しみながらも努力するロストボーイ達の姿と、
そんな彼らを助けるために奔走するキャリーの姿に心揺さぶられる作品です。

タイトルの「いちばん優しい嘘」とは一体なにか・・・

内戦から逃れ、難民キャンプへ避難する道中、
マメールの兄・テオは、マメールの身代わりとして兵士に捕まってしまいます。
マメールはカンザスシティーに移住してからも、この出来事をずっと忘れられずにいました。

そんなある日、マメールの姉・アビタルのもとに難民キャンプから手紙が届きます。
それは兄・テオが生きているという知らせでした。

マメールは兄・テオをカンザスシティーに呼ぶために現地に行き、
兄・テオを助けるために奔走します。
しかし、大使館からは兄・テオのビザは発行されず・・・・

そんな状況下でマメールはある嘘をつきます。
それがこの映画が伝えたい「いちばん優しい嘘」。

涙なしには観られないマメールの「いちばん優しい嘘」でした。

「急ぐならひとりで行け、遠くへ行くならみんなで行け」

この言葉は映画の最後のシーンに出てくる、アフリカのことわざです。
物語の余韻として、胸に突き刺さりました。

この映画、本当にたくさんのことを考えさせられる映画だと思います。
笑いあり、感動ありで、観た後にちょっとほっこりした気持ちになれる映画。
休日にぜひご覧になってはいかがでしょうか?

こちらの映画に関するイベントを開催予定です!
映画を観て、ぜひ語り合いましょう〜!

Screen Shot Cafe 〜映画『グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜』について語ろう〜 -2017.7.15.土-

2017.06.19