衝撃的な結末をあなたは見抜けるか?映画『エレファント・ソング』

作品に散りばめられた伏線。
予測できないラスト。
最後に全てがわかったとき、もう一度最初から見直したくなる映画ってありますよね。

王道なハッピーエンドもいいけれど、たまにはそんな先の読めない展開にハラハラドキドキしてみませんか?
そこで今回、予測不可能なラストを迎えるおすすめ映画を紹介したいと思います。
果たしてあなたは衝撃のラストを見抜くことができるでしょうか?

舞台は精神病棟

(C)2014 Melenny Productions inc. Production Elephant Song inc

14歳のときオペラ歌手だった母が目の前で自殺し、その後精神病院に入院しているマイケル。美しい容姿とは裏腹に彼は病院で一番の問題児。そして異常にゾウについてのあらゆることに執着していた。ある日、彼の担当医であるローレンスが失踪。手がかりを知るのはマイケルだけ。そこで院長のグリーンは彼に事情を聞くことを試みるが…。

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3つの条件

担当医の失踪について”何か”を知っているマイケル。
真実を話す代わりに彼はグリーン院長に3つの条件を提示します。

1 僕のカルテを読まないこと。
2 ご褒美にチョコレートをくれることを約束すること。
3 看護師長をこの件から外すこと。

この奇妙な3つの条件。グリーン院長は簡単にこの条件を飲んでしまいますが、じつはここからマイケルとグリーン院長との予測不可能な心理サスペンスが始まるのです。あまりネタバレはできないのでストーリについてはここまでにしておきましょう。

主演は若き天才監督 グザヴィエ・ドラン

主演のマイケル役を演じたのは、今世界中で注目を集めている若き天才監督グザヴィエ・ドラン。

© 2014 une filiale de Metafilms inc.

若干18歳で手掛けた処女作『マイ・マザー』で監督・脚本デビューを果たすと、瞬く間に注目を集め、今年公開された最新作『たかが世界の終わり』ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞。
一方で「美しき天才」とも称され、『胸騒ぎの恋人』や『トム・アット・ザ・ファーム』など自身の監督作品でも主演を見事に演じ、監督・脚本・役者として彼の作品は観るものを釘付けにする、まさに天才と呼ぶにふさわしい人です。

”危うさ”、”異常さ”、そして”美しさ”を放つマイケルを見事に演じきったグザヴィエ・ドラン。しかし、もはや演じるというよりも彼自身がマイケルであるのかと錯覚するほど、彼の演技力には不思議な魅了が溢れています。監督・脚本だけでなく、役者としての彼の才能を見ることができる作品の一つです。

本作はマイケルの奇妙な言動、そして予測できない展開に観ている人はきっと夢中になるはずです。しかし衝撃的なラストはただ私たちを驚かせるのではなく、マイケルが何を考えていたのか、そして監督が何を伝えたいのか、深く考えさせてくれる作品となっています。

見終わったあと、きっともう一度観たくなる映画。

けれど2回目は1回目とは全く違う気持ちで作品を楽しめるかもしれません。

記事作成者

吉永理沙(よしながりさ)
1997年生まれ。東京出身。法政大学国際文化学部在学中。
趣味は映画鑑賞、旅行。2016年11月よりWorld Theater Project / Filmeet事業部に参画。