昭和が愛した”禁断の愛” 珠玉の名作を観よう。

恋愛モノはどんな時代でもヒットするもの。

そんな中でも、意外と若い世代から大人まで幅広い世代に密かに受けるのは、

実は「禁断の愛」を描いたものだったりします。

兄に愛され過ぎて困ってしまったり、既婚者を好きになってしまったりする女性映画が、純愛映画と同じくヒットしていますよね。

世の奥様が昼ドラの不倫モノに熱中するのは時代を問わずあるあるだったり!?

ご紹介するのは、義理の姉弟の愛を描き、〈昭和〉に生きた男女を釘付けにさせた一本です。

タイトルは――『乱れる』

たった一言でありながら何だかセンセーショナルな雰囲気を感じさせるタイトル。

戦後、夫に先立たれ、孤独な日々を送る礼子。
夫の家に入り、家業を切り盛りしていた礼子は、やんちゃな義理弟・幸司を姉として心配し、優しく接していた。
そんなある日、幸司から愛の告白を受ける礼子。
忘れられない死んだ夫、そしてその夫と同じ血が流れている幸司。
ひとりの女として、良心に悩みもがく日々を叙情的に描く。

映画レビューアプリFirmarks 評価★★★★☆4.2

https://filmarks.com/movies/10961

監督:成瀬巳喜男 98分 日本
製作・配給:東宝

タイトルどおり、心が乱れる映画です。
ラストの静かな衝撃は、必見です。

1964年に公開され、今もなお話題になっている理由のひとつには

昭和の名女優&名俳優の好演があります。

義理の弟に恋を迫られ悩みもがく女性を演じたのは

高峰秀子(たかみねひでこ

1924年生まれ 女優・エッセイスト
日本で大活躍した昭和の名女優のひとり

彼女が生前残した言葉の数々には、役者という仕事に対してのプロフェッショナルさが強く見え、名言として囁かれています。

例えば、
「あの人ほんとに良い人ねぇ、って言われる人は、芝居の方はあんまり上手くないよ。」
「演技に先立つものは常に真実。人の痛さを知る心。」

なんだか意味深な言葉ですが、短い言葉ながら彼女がどのように生きながら芝居をしていたかが垣間見えるような気がします。

そしてそのお相手を演じるのは

御年80歳!今も現役大活躍の

加山雄三(かやまゆうぞう)

1937年生まれ  俳優・アーティスト
若大将というニックネームで親しまれた名俳優

名前を聞いて、ああ!知ってる!と思った方も多いことでしょう。

昭和の日本男児と言えば、この人でした。

なんと今年は、80歳を記念したスペシャルライブで全国ツアーを開催予定。

・・・元気すぎる!!!

昔も今と変わらずダンディなお顔ですよ!

今作はTSUTAYAなどのレンタルビデオショップでも、昭和の名作として陳列されていることが多いです。

平成30年の今も、気軽に手に取れる禁断の名作。是非一度、試してみて下さい。

 

足立茉里奈
立教大学現代心理学部映像身体学科に在籍。
趣味は映画鑑賞。マイブームはどうぶつの森。レベルは50。