みなさんこんにちは!
World Theater Projectの亀井です。
そろそろ春が待ち遠しい時期になってきました。
しかし寒さはまだ続きそうなので、みなさんも体調面お気をつけください。
今回は2ヶ月ほど経ってしまいましたが、昨年の12月17日に開催された「WTP感謝祭」についてご報告させていただきたいと思います!
WTP 初の感謝祭!
World Theater Projectは、おかげさまで発足から今年度で5年目を迎えることができました。
そこでこの度、いつもお世話になっている方々に向けて5年分の感謝の気持ちを込めた「WTP感謝祭」を開催する運びとなりました。

会場にはWTPをいつも応援してくださっている方々でぎっしり。
年末でお忙しい中お集まりいただき、本当にありがとうございます!
『映画の妖精 フィルとムー』の上映&特別対談
感謝祭は、司会を務めたシンディによるマジックからスタート!
会場の雰囲気が一気に和やかに。

そして『映画の妖精 フィルとムー』の上映が始まります。
小さなお子様もいましたが、身を乗り出して鑑賞していました。
上映後は、WOWOW「映画工房」のプロデューサーである遠藤裕さんをお招きし、代表・教来石と特別対談の時でした。

なかなか聞けない撮影秘話やシーンの細かい解説などをお話ししてくださり、対談後はもう一度『フィルとムー』を観たくなってしまうようなひと時でした。
例えばこの場面。みなさんこの場面写真からいくつの名作映画へのオマージュを見つけられますか?

まずは言わずと知れた名作『ローマの休日』
右上の顔のある月は、世界初のSF映画とされるサイレント作品『月世界旅行』
この2つは多くの方がお分かりになるかもしれません。
しかし実はもう1作品あるのです…!
左上に、背中に翼をつけた天使が。
これは公開当時、日本の単館公開記録を塗り替えて社会現象にもなった『ベルリン・天使の詩』へのオマージュなのです!
細かいところまで丹精込めて制作されたのがよくわかります。
『フィルとムー』への愛情が、一層深まるのでした。
その後、実際にカンボジアへ『フィルとムー』を届けに行ったWTPメンバーの内田英恵が上映報告を行いました。
詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください。

子どもたちのためにワークショップ!
発展途上国で映画を上映した後、子どもたちに夢をより身近なものに感じてもらうため、ワークショップを行なっています。
例えば子どもたちにグループになってもらい、どれだけ多くの職業を知っているのか競争したり。
そこで今回のイベントでは、参加者のみなさんに『映画の妖精 フィルとムー』を題材にどんなワークショップができるのかを考えていただきました!

みなさんとても真剣な表情。
最後はチームごとに発表の時を持ちました。



日本にいる私たちも、ちょっとだけカンボジアや発展途上国の子どもたちに近づけたのかもしれない、そう感じる貴重なひと時でした。
たくさんのアイデア、ありがとうございます!
高校生スピーチ
昨夏、実際にカンボジアに行って子どもたちに映画を届けるというスタディツアーが実施されました。
そこでその参加者の1人、都内の高校に通う1年生、小林なつみさんが活動報告をしました。

彼女がWTPを知ったきっかけは、教来石著の『ゆめのはいたつにん』。
それを読んで、スタディツアーに参加することをすぐに決めたそうです。
参加する前はカンボジアに対しマイナスなイメージばかりを抱いていたそうですが、実際に農村部を訪れたりして現地の方々の温かい人柄に触れ、抱くイメージはプラスのものばかりだったと振り返っていました。
そして村の小学校へ行って実際に映画を上映し、その感想を次のように語ってくれました。
子どもたちの食い入るように見つめる目、
はじける笑い声、
映画を届けることでこんなにも喜んでくれる人がいる。
それだけでも私はこの活動に参加して、本当に良かったなと思いました。
そして、子どもたちの姿を自分の目で見たことで、
改めて映画の力に気付かされました。
「一歩を踏み出すこと。行動に移すということ。
これが自分を変える一番大きな力になる」
小林さんはこのことをスタディツアーで学び、そして多くの人々に伝えたいと目を輝かせながら語ってくれました。
高校1年生の力強いスピーチに、その場にいた人たちみんなが心揺さぶられる時となりました。
忘年会で歓談の時!
最後は立食形式の忘年会を行いました!
参加者のみなさんととても良い交流の時を持つことができました。

人気だったのが、このフィルとムーのロールアップバナー。
この前で写真を撮られる方がたくさんいらっしゃいました。

WTP感謝祭を終えて
「発展途上国の子どもたちのために何かしたい。」
「映画が好きで、恩返ししたい。」
メンバーもそうですが、参加してくださった応援者の方々からもそんな思いが溢れているのが伝わり、私自身今後の活動のエネルギー源となるような刺激を受けました。
WTPと出会え、
素晴らしい人たちに囲まれて、
まるで映画の中にいるような感覚。
まだまだ映画のオープニングの部分ではあるかもしれませんが、
メインキャストにフィルとムーの2人を迎えて、
「子どもたちに夢を届ける」という、終わりのないこの映画の最終シーンに向かって、
自分のできることを精一杯頑張ろうと改めて思いました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
World Theater Project
亀井