【代表 教来石小織より】 ご支援いただいている皆様へ

当ホームページをご覧の皆様、WTPを気にかけてくださっている皆様、WTPを応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。

皆様に近況報告がなかなかできておらず、心苦しい限りではございましたが、
この度代表・教来石小織より、直近の団体、並びに教来石自身のご報告をさせていただければと思います。

以下の文面は、11月末にご支援者の方々向けにメールにてお送りさせていただいた文章です。
今回はいつもご支援くださっている方々だけでなく、より多くの方々にご覧いただければと思い、当ホームページにても公開させていただく運びとなりました。

長文ではございますが、ご一読いただけますと幸いです。

ご支援くださっている皆さまへ

あたたかいご支援に心より感謝申し上げます。NPO法人World Theater Project代表の教来石小織です。

(とんでもない長文になってしまいました…。団体のこと及び私ごとのご報告を書かせていただいております。
長らくご支援くださっている方も、今年新たにご支援くださった方も、お時間の許すときがございましたら、お目通しいただけますと幸甚です)

2020年は東京オリンピックがある華やかな年で、
弊団体もより多くの国で、より多くの子どもたちに映画を届けられる
飛躍の年になるだろうと思っておりました。

ですが実際は、満開の桜が咲くなか雪が降る奇妙な年で、
現実ではなく映画のワンシーンであってほしいと願うような災害が世界各地で起き、
新型コロナウイルスを始め、生死に関するようなニュースが例年より多い年になりました。

私たちの活動はまさに「不要不急」のものだと突き付けられ、大切にしてきた「皆で一緒に映画を観ること」が、
誰かの命を危険にさらしてしまうかもしれない恐怖を覚えた年になりました。

未曾有の事態が起こり、組織の代表としていちばん団体と向き合わなければならなかった今年。
そんなときであったにも関わらず、私が長らく向き合っていたのは、一つの命でした。

今年の始めに妊娠していることが判明し、安定期に入ってから、皆さまに妊娠のご報告と、今後の活動についてお伝えできればと思っておりました。
しかし安定期に入った後、私の体質が原因で流産しかけたことでパニックになり、冷静に活動を進めることができなくなりました。

手術も行われ、術後は担当医の指示に従い、長期間の寝たきり生活を送りながら、ひたすら胎児の成長を願うだけの日々を送っておりました。

なんとか無事に生まれてきてくれましたが、産後の身体の回復に時間がかかってしまい、また文章を書くことにエネルギーを要するタイプのため、
これまで長くご支援くださってきた方々や、今年新たにご支援くださった方々への、

私からの活動のご報告やご挨拶が遅れに遅れましたこと、上記の長い言い訳とともに心よりお詫び申し上げます。

また、突然の事態にもかかわらず強固な組織体制をつくり上げ、団体運営を続けてくれた副代表の菊地夏美はじめメンバーにもこの場をお借りして感謝させてください。 

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ご支援くださった皆さまとメンバーのおかげで、先日カンボジアにて、コロナ対策を行ったうえで安全を考慮して長らく休止していた移動映画館を再開することができました。
仕事ができないことで気力を失っていた現地の映画配達人が、また誇り高い姿で映画を上映している動画がカンボジアから届いた時には涙がでました。

 

動画にはマスクをし、身体を寄せ合うことができない距離ではありますが、以前と変わらず映画を楽しんでくれている子どもたちの姿がありました。
スクリーンを見つめる子どもたちの姿は、コロナ前は私のなかで当たり前の光景になっていましたが、久方ぶりに見ると心に染み入ってくるようでした。

この光景をまた見ることができたのは、子どもたちに再び映画を届けられるようになったのは、ご支援くださっている皆さまが、今日まで希望をつないでくださったおかげです。

◎下記URLより再開の様子と子ども達の姿をご覧いただけます◎
https://youtu.be/VX_J44JLjT4  

私ごとではございますが、会えるまでに長い時を経てようやく胸に抱くことができた我が子は、身体の痛みを忘れさせてくれるくらい、とてもかわいく愛しい存在になりました。
そして不思議なもので、以前よりもすべての子どもたちをより愛しく思えるようになった自分がおりました。
すべての命が、奇跡の積み重ねで生まれてきたことを実感できたからかもしれません。

これまでは、一人でも多くの子に夢の種をまきたいと、年間一万人近い子どもたちに映画を届けるペースで上映を行ってまいりました。
けれどコロナ禍の今は、感染症対策を丁寧に行うことを第一優先とし、決して子どもたちに感染の危険が及ぶことのないように実施してまいりますので、映画を届けられる子どもの人数は少なくなるかと思います。

ですがその分、一人ひとりを大切にし、夢の種をまくだけでなく、その芽が出るまでをサポートできるような形で、一回いっかいの上映が子どもたちにとってより良い体験になるよう努めてまいります。

そして子どもたちを愛しく思ってくださっている皆さまに、答えの見えないこの活動を信じてくださっている皆さまに、
映画を観ている子どもたち一人ひとりのことをもっと知っていただけるように、活動報告などの改善も重ねていく所存です。

コロナの試練の時だからこそ前に進めたと言えるような取り組みを、メンバーと共に進めておりますので、またご報告させてください。

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下記は現地の映画配達人の生活のことなどを考えて、お伝えするべきかずっと悩んでいたことですが、書きます。

活動の歩みを止めないために、この団体の代表として、皆さまからのご支援を必要としております。
けれど個人的な気持ちでは、コロナ禍で世界が変わってしまった今、至急で必要な活動にご寄付をしたいと考え直される方も多いのではないでしょうか。

また、コロナ禍でご自身の生活の状況が変わってしまった方もいらっしゃるのではと思います。
寄付の重み、お金の重みを痛いほどわかっておりますので、弊団体へのご支援の中止をご希望されるときはどうか遠慮なさらずに……

そして時が流れ、またこの活動を支援したいと思ってくださったときに、またご一緒できましたら大変ありがたく思います。

――

再び、新型コロナウイルスの感染者が日々増えてきております。段々と寒さが増してきてもおります。

この活動に光をくださる皆さまが、この冬を健康に越せますことを、
そして感染を気にすることなくお会いできる日が再び来るようにと、心より願っております。

皆さまにたくさんの感謝の気持ちを込めまして。

NPO法人World Theater Project
代表 教来石小織