映画監督の片渕須直様より、応援メッセージをいただきました。
スペインの監督ビクトル・エリセの映画『ミツバチのささやき』は、
映画館のない村に、映画の移動上映のトラックがやってくるところから始まります。
スクリーンに写された映画を、まばたきも忘れて見つめる子どもの目。
その日、その子がその映画と出会わなかったなら、
膨らむことがなかった心の中の世界がたしかにひとつ生まれた。
子どもたちと映画を結びつける活動は、無数の世界を開くことであり、
それは何十年後かの未来にまでつながってゆくのだと思います。
子どもの頃に一本の映画を観たことから、
映画の作り手となってしまった一人として、
期待し、応援したいと思います。
片渕須直