マニラの子どもたちにフィルとムーを上映しました!

こんにちは。ワールドシアタープロジェクトの薬師寺です。
2025年11月30日、フィリピン・マニラのスラム街に住む子どもたちに『映画の妖精 フィルとムー』を上映しました!
本上映は、マニラを拠点とするHero in MEのみなさんが日頃行っている子どもたちへの支援活動の一環として企画してくださいました。
Hero in MEは、フィリピンマニラ市トンド地区のスラム街の子どもたちをターゲットに、映画を通して自分らしく挑む力を届けている学生団体です。
スラム街という貧困地域に生まれたからという”生まれた環境”のせいにするのではなく、”自らの力で”自分の人生を決められる社会、そして、前向きに自分らしく生きられる社会づくりの実現を目指しています。(団体Instagramより引用)
「スラムの人々に映画を上映したい」とワールドシアタープロジェクトに問い合わせてくださり、オンラインでミーティングを重ね、この度上映が実現いたしました。
それでは、具体的に上映についてご報告したいと思います!
<上映会概要>
| 日付:2025年11月30日 地域:フィリピン共和国マニラ 主催:Hero in ME 上映場所:Bless the Children Foundation 参加した子どもたちの数:32人 年齢:4~13歳 上映作品:『映画の妖精 フィルとムー』 +ワークショップも複数実施 |
マニラには、東南アジア最大のスラム街と呼ばれるHappy LandやSmokey Mountainがあります。今回はその周辺の地域をサポートしている財団が、奨学生として支援している地元の子どもたちを対象に映画を上映し、加えて複数のワークショップを実施しました。
子どもたちは映画について知ってはいるものの、ほとんどは映画館に行ったことがありません。一方で、サブスクリプションなどで個人的に映画を観たことがあるという子どもたちもいました。
今回は、映画上映の前後それぞれでワークショップを行い、子どもたちがより映画を楽しみ、映画に親しめるようにと工夫が凝らされました。
最後には好きな場面を演じてみることにもチャレンジした子どもたち。果たして子どもたちにとってどのような時間になったのか、ここから詳しくご紹介します。
ワークショップのテーマは、
「映画に興味を持ってもらう!自分のこれまでの映画経験や好きなシーンを思い出してもらい、演じてもらう!」
そして一つ目は、
「グループに分かれて、できるだけ多くの映画のタイトルを出してみよう!」
というもの。
マニラの子どもたちがどんな映画を知っているのか、興味深い質問です。
そして子どもたちの答えは・・・
スパイダーマン、タイタニック、バットマン、アナと雪の女王、トイストーリーなどなど。
アニメ映画が多かったそうです。
ここで、少し話が逸れますが・・・
私自身フィリピンのバギオとセブに滞在していた経験があり、その時はよく街中にあるマーケットに足を運んでいました。
そこで見かけたのが、海賊版のDVDを販売している屋台です。映画館内でスクリーンを盗撮したものが売られていました。
他に、映画の動画ファイルが違法にインターネット上にアップロードされ、それらを無料で見られるサイトがあるという話も耳にしたことがあります。
フィリピンでは、映画が市民の娯楽として深く根付いていることがうかがえます。だからこそ、子どもたちが法を守りながら、正しい方法で映画を楽しめる機会が、これからさらに広がっていくことを願っています。
「映画の妖精 フィルとムー」上映

今回はワールドシアタープロジェクトのオリジナル作品「映画の妖精 フィルとムー」を上映してくださいました。
本編はYouTubeで公開されています。(本編はコチラから)
ワークショップの内容にも関わりますので、読み進める前にぜひ一度ご覧ください!


今回場所が急遽変更となり、テレビがなかったためiPadでの上映となりました。
小さなスクリーンに映像が映し出されると、子どもたちは集中し、しっかり内容を見てその後のワークショップに取り組んでくれました。
映画を観たあと、子どもたちは
「黄色の人と赤の人が可愛い!」(フィルとムーのことですね!)
「知っている映画があった!」(タイタニックのことでしょうか!)
「映画を観られて嬉しい!」
といった感想を伝えてくれました。
UFOが降りてくるシーンや、ムーが赤い傘になってフィルと舞い降りるシーンなどが人気で、タイタニックのシーンは元々映画を知っている子もいて楽しそうにしていたそうです。
ワークショップ
今回、ボランティアとしてフィリピン大学ディリマン校に留学している交換留学生9名も参加してくださいました。日本人、中国人、フランス人、ドイツ人、オーストリア人とグローバルなメンバーで、子どもたちにとって海外の人と英語でコミュニケーションをとる良い機会にもなりました。


| 〇上映後のワークショップ ①「どの場面が1番印象に残っている?」電車に乗っている場面、傘にぶら下がって降りてくる場面、UFOの場面、タイタニックの場面 etc. ②「赤い種を植えたあと、それはどうなったと思う?」→赤い種が成長する!木になる!etc. |
| 〇グループワーク ①「映画のシーンの中で、どの世界に入りたい?」→1番多かったのは電車に乗っている場面。UFOに乗ってみたい!etc. ②「その世界に入ってやりたいことは何?」→旅をしたい!UFOに乗ってみたい!踊りたい!etc. ③「映画から1つのシーンを選んで、その世界でやりたいことを劇にして発表してみよう!」 →フィルとムーが電車に乗っているシーンを再現する子どもたち ![]() ![]() →最後、フィルが横になり眠るシーンを再現する子どもたち ![]() ![]() ![]() |
ワークショップ後に寄せられた子どもたちからの感想
「日本や外国の人と会えて嬉しかった!
「ちょっと緊張した」
「楽しかった!幸せだった!」
「遊んだり劇をしたりするのは楽しかった!」
Hero in MEさんからのコメント
紙に記入したり人の前で自分の意見を発表したりするのは得意不得意が分かれますが、チームで劇を作るワークショップにすることでみんな過度に緊張することなく、自然体で取り組んでくれました。
グループワークではボランティアとのコミュニケーションそのものを楽しんでいました。また、創作劇にはクリエイティブに考えて向き合ってくれたのでとてもいい時間となりました!ワークショップについてもまだまだ改善点はあると思いますが、今回劇を取り入れたことにより、普段はシャイな子どもたちも心理的安全性を感じたのかたくさんアイデアが出ました。こういう場所を引き続き作ることができたら嬉しいと思っています。
ボランティアの留学生たちも、参加できてよかった、〇〇ちゃんと仲良くなったよ!などと声をかけてくれ、本当に楽しい時間を作り上げることができてよかったです。
ワークショップに劇を取り入れるという方法はこれまでに例がなく、画期的なアイディアだと思います。
これから他の上映でもトライしてみたいです!
最後に
映画だけでなくワークショップまで、子どもたちは楽しい時間を過ごしたのだろうと、写真やレポートから感じました。
特にワークショップに関しては、子どもたちが主体的に取り組んでいる様子が伝わってきて、その場にいたかった…!と思わずにはいられません。
今回上映を企画してくださったHero in MEのみなさん、ありがとうございました!
そして、もし「私も〇〇で上映してみたい!」という方がいらっしゃれば、下記問い合わせフォームよりご連絡いただけると嬉しいです。
お問合せ | 映画を届ける活動|World Theater Project
上映実現までサポートいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
World Theater Project
薬師寺






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