2025/5/25(日)、「私たちが映画を届け続ける理由」をテーマに、
2024年度の活動を振り返る年次報告会をオンラインで開催しました。
ご参加いただきましたみなさま、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
当日の報告内容のポイントを、こちらで改めてご紹介いたします！
＊当日の詳細については、こちらから資料をご覧いただけますと幸いです。
■ 累計上映動員数１０万人達成
活動を始めてから12年目の2024年10月、
映画を届けた子どもたちの人数が10万人を超えました。
もちろん数字がすべてではありませんが、
これまで応援してくださった多くの方のお力添えがあってこその到達点です。
私たちの活動を信じて寄付してくださったみなさま、一緒に現地で活動してくれた映画配達人、そして映画を楽しみにしてくれた子どもたちに、心から感謝しています。
■ ザンビア・バングラデシュでの上映
今年度の移動映画館は、コロナ禍以降カンボジアのみだった活動地に加えて、
ザンビアやバングラデシュでも上映を行うことができました。
ザンビアでは、首都ルサカのスラムにある学校で上映を行いました。
初めて映画を観る子どもたちも多く、上映前から興奮して映画を楽しみにしてくれました。上映後のワークショップの終わり頃になると、それまで発言が苦手だったという子どもたちが自分から手を挙げて発言をするようになったと、映画配達人の先生たちは驚いた様子でした。
バングラデシュでは、少数民族の子どもたちが暮らす地域での移動映画館が再開しました。
現地の学校運営を行う原田夏美さんと、少数民族のルーツを持つ若者たちのグループRuwang Collective Artsとの協力体制により、バングラデシュの遠隔地域での上映活動が今後も続けられていきます。
カンボジアの映画配達人たちの声もどんどん力強くなっていて、「もっと届けたい」と意欲を見せてくれています。
■ カンボジアでの初めてのディズニー作品上映
2023年3月、カンボジアで初めてディズニー作品を上映し、2024年の12月をもって上映が終了しました。
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期間：2023年3月〜2024年12月
回数：計25回
動員数：計1354名
ラインナップ：『バズ・ライトイヤー』『私ときどきレッサーパンダ』『ストレンジ・ワールド』『マイ・エレメント』『リトル・マーメイド』『ウィッシュ』
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中でも特に反響が大きかったのは、『リトル・マーメイド』(2023・実写版)です。
現地のスタッフからも「もう一度上映したい」という声があがるほどで、子どもたちが作品に強く引き込まれていた様子が伝わってきました。
実写で、135分という長い作品の字幕での上映は初挑戦でしたが、子どもたちが最後まで楽しんで観てくれたことがわかり、今後の作品選びに向けても新しい可能性が感じられました。
カンボジア以外にも上映が広がっていくなかで、子どもたちの反応を最も身近に見ている現地の配達人とともに、どのような作品を子どもたちに届けていくか、より深く考えていきたいと思います。
■ スタディツアー、1年で５回開催！
2024年３月からの１年間で、合計５回のスタディツアーを実施しました。
7月には、インターナショナルスクール「キンダーキッズ」の小中学生たちが参加するツアーを実施し、
実際にカンボジアで映画を届ける体験をしてもらいました。
渡航前には「映画っていろんな仕事が関わっているんだ」と気づいたという声もあり、さらに実際に現地の様子にも触れ、映画を届けることが、参加してくださった小中学生の皆さまの視野を広げるきっかけになっているように感じ、嬉しく思いました。
■ 団体紹介チラシの改訂
昨年度、団体紹介チラシの改訂を行いました。団体の活動内容や理念がよりわかりやすく、親しみやすく伝わるように、デザインや文章の見直しをしました。
そして、その新しいチラシを活用して
イベント会場やミニシアター、飲食店へのチラシの設置・配布を行いました。
今後とも、広報では毎月のギフトシネマ会員様限定ニュースレターの発信、SNSでの定期的な報告を続けてまいりますので、ぜひチェックしてくださると嬉しいです！
■ 最後に
私たちワールドシアタープロジェクトの活動はご支援くださる皆さまに支えられております。
そして、累計上映動員数１０万人を達成した今、歩みを止めることなく一歩一歩着実に活動を進めて参りたいと思います。
日頃ご支援、応援してくださる皆さまに向けて１年間の活動をご報告できましたこと、改めて心より感謝申し上げます。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました！
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