こんにちは。日焼けしすぎて、カンボジアで現地の人と間違えられた山中です。
今回は2月の渡航で実施したトライアルのレポートです!!
コロナで休止していた映画配達の質を高めようと模索し続けた約2年。
その一つのモデルケースとして「同じ子供たちに、色々な映画とワークショップを毎月1回、4カ月届ける」という形を考え、その1回目を実施してきました。
<ワークショップ>
4つのトライアル小学校を選定し、5年生を対象に展開。効果検証のため、Before、Afterでアンケートも実施します。これまで日本スタッフのメンバーや配達人たちと事前打ち合わせ、現地でアンケートのテストなどを行い、準備万端!意気揚々とシェムリアップに到着しましたが・・・はい、皆さんの予想通り、思ったようにはいきません(笑)
初日、1校目でワークショップを実施しましたが、子供たちが困惑している様子・・・
内容が少し難しかったり、文章を理解すること、文字を書くことに苦労している子供もいました・・・
コロナで2年間休校していたことなども影響して、学力の低下、格差が想像以上に広がっていました。
これが、今後カンボジアの子供たちの未来にどのような影響がでるのか不安です。(特に農村部)
「5年生だから大丈夫」と思っていましたが、まさかの展開。
しかし、そこでめげては渡航の意味がない!!想定外の出来事の連続でしたが、毎日夕方遅くまで配達人たちと打ち合わせを行い、ワークショップの改善を考え、資料を修正。
急いでコピーできるお店を探して印刷(日本みたいにコンビニで印刷できるわけではないので、実は一苦労・・・)、翌日に改善版を実施、などを繰り返して、何とか4校でのトライアルを実施することが出来ました。
最初は、「楽しかった、面白かった」という同じような子供たちの感想ばかりだったのが、「こういう場面が面白かった、こんな気持ちになった、自分は〇〇をやってみたい!」とう多様性が生まれる感想に変化!!!
子供たちが、それぞれ自分の中にある感情や思いを表現する様子を見ながら、現地で感動していました。
〈チャップリン『街の灯』、ディズニー『バスライトイヤー』上映〉
また、今回はトライアルとは別に、新しく契約できた映画、チャップリンの「街の灯」、そして念願のディズニー映画「バズライトイヤー」も、別途上映してきました!!
街の灯は夕方から農村の小学校の校庭で上映。村の大人から子供60人が集まり、チャップリンの動きに大笑いしながら見ていました。
良い映画は、何年たっても人の心を動かすのだと実感。途中、なぜか屋台が入ってきて物売りをはじめ、邪魔されましたが(笑)。
大きなスクリーンで映画を見たことのない村の人たちの心に何か残ってくれたら。そんな思いに浸っていました。
そして、最終日はいよいよディズニー上映!
とうとうWTPもディズニー映画を上映できる日がくるなんて・・・と、上映開始前から涙が出そうに。
でも、日本から来たおじさんが映画が始まる前に泣いていると明らかにに変なので、ぐっと我慢。
映画が始まると皆食い入るように見ている!!さすがはディズニー。
時間が少し長いこと、字幕が速い、など課題は見つかりましたが、子供達だけでなく先生も最後まで楽しそうに見ていました。
上映後は、映画で出てきた「バズライトイヤーのポーズ」を友達と真似する子供も。
最後はクラス全員でポーズを真似て楽しみました!
今回、渡航して感じたのは「やはり、現地に行ってないとわからないことがたくさんある」ということ。
見えてきた良い点、課題点と向き合いながら、子供たちのためにより良い映画配達につなげていきたいと思います。
また、今回書ききれなかった現地での感動、トラブルなど盛りだくさんな渡航でしたので、改めてオンライン報告会等で詳細をお話できればと思います!!
報告会については日時確定次第、別途HP、各SNSにてお知らせ致します。
お楽しみに!
山中さんがカンボジアに行っていたことはナットさんなどの投稿で知っていましたが、大変重要なトライアルを実施されていたのですね。
私はコンポントムのルッセイドイ小学校で2015年から2020年まで6回上映してきましたが、間隔が1年な事に加えて過密スケジュールで子供達の感想などを十分に聞く事が出来ませんでした。
今回のご報告を読んで今更ながら残念に思いました。