2018年4月9日−11日。バングラデシュの南東部、チッタゴン丘陵地帯のランガマティ県で開かれた、
4th Hill Film Festival で「フィルとムー」が上映されました。

4th Hill Film Festival とは

バングラデシュの、チッタゴン丘陵地帯という国境沿いの田舎から、首都にあるダッカ大学(日本でいう東大のような!)まで進学をした
この国の少数民族の 学生有志が始めた、ふるさとでの映画祭です。www.hffcht.com

4年目となる今年のテーマは「MY CINEMA, MY LANGUAGE」で、彼らの土地や文化を、映画で 人に伝えること、遺すこと、自らも忘れず 誇りを持つことを 主な目的として行われています。
それも、かつての国内紛争や、今もなお続く土地・人権問題などの諍いで、映像アーカイブスを焼失していることや、外国人入域規制があり 外界との接点が乏しい理由から、彼らが考え着いた “映画で” という優しい闘い方なのだと思います。

そこへ一本、日本のアニメがやってきた!ということも、彼らにとって繋がりと努力の証。
映画は海を、「フィルとムー」は入域規制までを、なんなく越えていくことができました。

● ベンガル語表記の今年の映画祭ポスター

● バナー

● 30 Taka(約40円)の鑑賞チケット

「第5回もきっと、もっと素敵な映画祭にしよう!!」


そんな、チャクマ民族の実行員メンバーと 来場してくれたこどもたちとの 記念写真です。

原田 夏美

日藝映画学科卒業後、ドキュメンタリー制作会社の勤務を経て、学生時代に映像課題のテーマにしたバングラデシュに2014年より暮らし始める。中でもチッタゴン丘陵地帯や少数民族地域と深く関わり、写真・映像制作を行う。現在は活動名を “ChotoBela works” とし、バングラデシュの子どもたちの「子ども時代」(チョトベラ)を彩れるよう、映画上映を含む活動に取りかかる。

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