タンザニアで上映を行ってくださっている青年海外協力隊・尾田さんから、
2回目の上映レポートが届きました!

基本項目

上映日 :2019年7月19日上映場所:タンザニア、キリマンジャロ州サンヤジュウ地区にあるフカ小学校参加人数:約50人年齢層 :10〜12歳の子どもたち上映映画:「映画の妖精 フィルとムー」「DigiCon6 ASIA」

村の様子

上映についての報告レポート

タンザニアの北東部、サンヤジュウ中等学校で映画上映を行って約二か月半、近隣のフカ小学校でも上映会、ワークショップを行いました。
2学期制のタンザニアでは夏休みが明け、ただいま後期が始まったところです。

フカ小学校は幼稚園児から7年生の子供たちが通う全校児童285人の学校です。トウモロコシ畑などが広がる地域に位置しており、緑豊かな自然に囲まれています。
各学年1クラスで、タンザニアの中でも人数が特に少ないです。
児童はとても元気で、一生懸命勉強に取り組み、友達と一緒に思いっきり遊んだり、先生方のお手伝いも率先して行なってくれたりしています。
先生同士も仲良く、家族のようで、いつも笑顔が溢れています。

私は普段、中等学校配属であることもあり、小学校の生徒との交流がほとんどありませんでした。私の配属先であるサンヤジュウ中等学校の生徒は、外国人には興味津々であるものの人見知りをする生徒たちが多い中、フカ小学校の生徒達は、人懐っこく元気な生徒が多い印象を受けました。

上映会では、前回と同様、上映の合間にはワークショップも行っています。

ワークショップ

テーマ: 塗り絵
内容:5人組グループに分かれ、1人ずつに5つに分けた塗り絵を配布、グループメンバー5人で一つの塗り絵を完成させる

「DigiCon6 ASIA」のアニメーション内容から思いついた内容です。
タンザニアの学校では、図工、美術といった科目はありません。色鉛筆やクレヨンも一般家庭にはありません。ですがフカ小学校の生徒たちは先日、日本で実施される環境絵日記コンクールへの応募を行っており、生徒たちは絵を描く、色を塗るといった作業には慣れています。
中には、細かいところまで丁寧に頑張ってくれた生徒もいました。終了時には、生徒たち一人一人の個性が出た絵が出来上がりました。

上映会を行い、子供たちの様子を見る中で様々なことを考えました。子供たちにかかわらず、私たちは映画を見る事で自分の世界、視野を広げることができます。また、映画や芸術にはつらい現実に対してフィクションという観点からですが、光を照らすこと(希望を与えること)ができると思います。これからも私なりに映画で途上国の人たちに何ができるのか考えようと思います。

青年海外協力隊 2017年度3次隊 尾田達哉

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